2017年09月01日

元バドミントン選手 池田信太郎が語るファン・サポーターの重要性

初めまして元バドミントン選手の池田信太郎です。

今回スポーツにおけるファン・サポーターの重要性のお話を少ししたいと思います。

2020年に東京オリンピックが開催されることもあり、現在、スポーツに対して大きな関心を集めていると思います。スポーツはする人(プレーヤー)見る人(ファン・サポーター)支える人(運営)などで分けらると思いますが、ここではファン・サポーターに少しフォーカスしていきたいと思います。

スポーツは感動するものであり、小説、映画、ドラマと違ってゴール、道筋が誰にも予測がつかないものです。

また、一定のルールを遵守して競技を行うことで公正なプレーを尊重し、他者を尊敬、賞賛することで、お互いを称え合うような側面も持ち合わせています。

 

『人を感動させる力がスポーツにある』と言われていますが、日常では感じることのできない感動体験がスポーツにはいくつも存在していると思います。

ファンやサポーターは自分の応援するチームの勝敗や優れたプレーを見ることで喜怒哀楽という感情が芽生え感動体験につながっていく。そしてそれはスポーツがファン・サポーターにもたらすスポーツの普遍的な影響力だと思います。

 

 

 

 

 

一方で選手はファンやサポーターに支えられながらスポーツをしています。
スポーツはファン・サポーター(観客)がいて成立するものであると考えています。

もちろん選手は常に、自分のパフォーマンスを第一に考えていますがファン・サポーターの存在も意識しながらプレーをしています。
実際私も選手時代には、家族や友人、ファンの方々など観客の方が多く応援に来てくださった試合では、「気持ち」の面で通常の試合とは大きな違いがありました。
大勢の観客で埋め尽くされた体育館でプレーできることは、私にとって大きなモチベーションでありましたし、自分を応援してくれる、試合を観に足を運んでくれる人達がいることは本当に心強く感じました。

ファン・サポーターの方も自分が応援しているチーム・選手の勝利を信じて応援していますよね。勝利や活躍を実際に生で目にすることは、TV観戦するよりも感動や喜びが大きくなるのではないでしょうか。

同じ目標とゴールを共有しながら選手はファン・サポーターと一緒に同じ空間で共存しているということになります。

ファン・サポーターの応援がスポーツにもたらす力というのは、何よりもアスリートの力になります。ファン・サポーターは同じコート、ピッチに立つことは不可能ですが、同じ空間で同じゴール(達成)を目指すことで選手と一緒に共有できると思います。

 

旧約聖書に『与えよ、さらば与えん』という言葉があります。

他者に与えれば自分に戻ってくるという意味です。選手が最高のパフォーマンスを発揮する(与える)ことにより、ファン・サポーターにより応援してもらうことが出来る。ファン・サポーターは選手の活躍を見て感動を与えられ、一人また一人と競技場に足を運ぶ人が増えることにより、より一層の応援・パワーを選手に届けることが出来る。

『与える』ということからスポーツを観戦するとまた違った感動体験が得る事ができると思います。スポーツが社会におけるプレゼンスが上がり、より皆さんの身近な存在であり、人生を豊かにする、そういう存在であって欲しいと思います。

 

 

 

 

 

〈池田信太郎プロフィール〉

福岡県遠賀郡岡垣町出身。日本人プロ第一号の元バトミントン選手。
2007年世界選手権日本人男子初のメダリスト。
北京オリンピック、ロンドンオリンピック日本代表。
世界バドミントン連盟アスリートコミッションメンバー。
Tokyo2020gamesアスリート委員。スポーツを軸に他分野で活躍中。
2017年8月からAuB株式会社 社外顧問としてジョイン。