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2017年12月22日
こんにちは。AuBの横田真人です。
街はクリスマス一色ですね。私のチームは駅伝がないので今は来季に向けての強化期間ですが、日本の陸上長距離界にとっては一番忙しい時期がやってきます。
お正月!駅伝です!(無理やり)
1月1日に実業団No.1を決めるニューイヤー駅伝。
1月2日と3日には、箱根駅伝と、お正月のテレビは駅伝がジャックするといっても過言ではありません。
また、テレビでも駅伝をテーマにしたドラマが放送されるなど、例年よりも更に注目を集めています。
私はこの2つの駅伝は走ったことはありませんが、ニューイヤー駅伝には所属チームの応援で、箱根駅伝には補助員として現地に行ったことがあります。
大学一年生のときに係員用の黄色いジャケットを着てボランティアをしていたのですが、平塚中継所付近の沿道にいたおばちゃんに話しかけられ、
「あんた、800mやってるんだったら箱根に出られるようにがんばりなさいよ!」とエールをいただいたことを未だに根にもっております。(前年の日本選手権で優勝していたため)
さて、話は変わりますが、いま放送されているドラマ内で度々取り上げられているのが、接地方法と靴のソールの厚さについてです。
前置きが長くなりましたが、今日は、走る際の接地について書きたいと思います。
接地の方法は大きく分けて3つあると言われています。
ドラマ内で推奨されているのは足裏全体で接地するミッドフット走法で、怪我をしにくいと言われています。
一方、踵から接地するヒール走法は怪我を膝などの関節に負担が大きいため怪我をしやすい方法と劇中で解説されています。
また、先日行われた福岡国際マラソンにおいて日本歴代4位の記録を出した大迫選手はつま先近くで接地するフォアフット走法で走っています。
フォアフットの特徴は、接地時間を短くし、スムーズな体重移動と合わせて、より効率的な走りになることです。
個人的に”足の裏のどこのポイントでつくか”という点については、基本的に指導をしないという方針をとっています。世界のランナーを見てみても、接地の仕方についてはばらつきがあるためです。(現在のトレンドはフォアフットです)
接地の仕方は個人の関節の硬さや筋力に関係しているため、万人にとって正しい接地方法というのは存在しないと思っています。いくら効率的であっても筋力が足りない人が急に接地方法を変えることは大きなリスクがあります。
それよりも体の重心に対して”どこの位置で接地するのか”という点を重視しています。体の重心の真下につくのがより効率的です。
なので、走りを改善したい方は、”どうやって接地するか(how)”ではなく
“どこに接地するか(where)”からとりかかることをおすすめします。
ニューイヤー駅伝も箱根駅伝でも本命不在の状況です。
順位が気になって細かいところまで目が行きにくいところですが、バイクカメラが横から選手を捉えたときにトップランナーの接地の仕方の”how”に加えて”where”の視点も加えながら見ると面白いと思います。
また、ニューイヤー駅伝では腸内フローラの解析でサポートしているコニカミノルタの選手の方々も出場します。
彼らの活躍をみなさんでぜひ応援しましょう!