2018年03月16日

マーダーボール(殺人ボール)とも言われるウィルチェアラグビー(車椅子ラグビー)ってどんなスポーツ?

現在平昌では冬季パラリンピックが開催中ですが、今回は夏季パラリンピックの種目の一つであるウィルチェアラグビー(車椅子ラグビー)についてご紹介したいと思います。

 

ウィルチェアラグビーはその名の通りウィルチェア(車椅子)に乗って行われるラグビーです。ウィルチェアラグビーは障害者スポーツの中でもかなり激しいスポーツで、ラグビーの様に相手の攻撃を阻止したり防御を突破するために車椅子によるタックルが認められています。

そのため選手が使う車椅子は通常の車椅子よりも頑丈に作られており、またタックル用にバンパーがつけられています。

そんなウィルチェアラグビーですが、試合は体育館でバスケットボールのコートを利用して行います。コートの両端にはゴールポストとして2本のパイロンが置かれ、選手はこの敵陣のゴールラインまでボールをパスしたり、ドリブルしたり、膝の上に乗せるなどして運びます。
そしてこのゴールラインを超えることで得点することができます。ちなみにウィルチェアラグビーでは通常のラグビーとは異なり、前方へのパスも認められています。

また、通常のラグビーで用いるような楕円形のボールではなく、バレーボールサイズの球形のボールを使用するところもウィルチェアラグビーと通常のラグビーの違いの一つです。通常試合は1ピリオド8分で、選手たちは4ピリオドを戦います。第1ピリオドと第3ピリオドの終わりには1分間のインターバルが、そして第二ピリオドの終わりには5分間のハーフタイムが儲けられています。

なお、ウィルチェアラグビーではサッカーのように交代人数や回数に制限はなく、試合中何度でも選手交代を行うことができます。

 

さて、そんなウィルチェアラグビーですが、特徴的なルールの一つに車椅子バスケットボールにも用いられている「持ち点制」というルールがあります。このルールでは、まず選手それぞれに障害の重さに応じてクラス分けを行い、持ち点を与えます。

クラスは障害が重い選手に与えられる0.5点から障害が軽度な選手に与えられる3.5まで、0.5点刻みで7クラスに分かれています。ウィルチェアラグビーの場合は1チーム4名で試合を行うのですが、試合に出ているこの4名の合計持ち点が8点を超えないよう構成する必要があります。

この持ち点制ルールがあることで、障害の軽度な選手ばかりが試合に出るのではなく、障害の重い選手でも公平にで出られるようになっています。

普段なかなか試合などを目にすることがないウィルチェアラグビーですが、日本代表は一昨年のリオデジャネイロパラリンピックで銅メダルを獲得しています。

4月のActivityではその年に日本代表として戦われた今井友明選手のインタビュー記事を掲載いたしますのでぜひ楽しみにしていて下さい!